地鎮祭の流れ

Flow
当日の流れ

地鎮祭の式次第

神様に捧げものをし、お祓いや祝詞をあげたあと、施主、施工業者が初めて鍬や鋤を入れ、工事の無事を祈ります。
全体の所要時間は80分~100分くらいになります。

入場および開式の辞

神棚に向かって右側が施主および一般参列者、左側が施工会社、設計、工事関係者です。整然と並び静かに待ちます。

修跋の儀 (しゅうばつのぎ、しゅばつのぎ)

まずは祭壇、土地、参列者をお浄めします。
神職がご神前、工事をする土地、および参列者の身を浄めるためのお祓いをします。

降神の儀 (こうしんのぎ)

神様をお迎えします。
神職(斎主)が神様を祭壇にお迎えします。

献饌 (けんせん)

神様にお供え物を差し上げます。
神職(斎主)が神様に工事の安全を祈る祝詞(のりと)を奏上します(読み上げます)。

切麻散米(きりぬささんまい)

神職が工事を行う土地を清めます。

地鎮の儀 (じちんのぎ)

その土地で初めて草を刈る「刈初(かりぞめ)」、初めて土をおこす「穿初(うがちぞめ)」、初めて土をならず「土均(つちならし)」と行います。
最後に神職が鎮め物を納めます。

玉串奉奠 (たまぐしほうてん)

玉串とは、榊(さかき)などの常緑樹の小枝に、紙のヌサ(幣)と言われるもの、または木綿(ユウと言われるもの)をつけ、神前に供えるものです。
参列者は玉串を受け取り神前に進み、玉串を捧げる儀式を行います。

撤饌 (てっせん)

神職がお供えものをお下げします。

昇神の儀 (しょうじんのぎ)

神様にお帰りいただきます。
全員起立して拝礼をします。神職が神様に帰っていただくための儀式をします。 儀式が終わったら全員着席をします。

閉式の辞(へいしきのじ)

地鎮祭の終了を告げます。参列者は起立して一礼します。

神酒拝戴 (しんしゅはいたい)

お神酒をいただきます。供え物のお神酒や神饌をいただくという意味で「直会(なおらい)の儀」とも言います。

地鎮祭の後

地鎮祭が終わってから、行うことがございます。
施工業者が行ってくれる事や、施主が行わなくてはいけない事などがごございます。

鎮めもの

地鎮祭で神職が納めた「鎮めもの」は、一旦、施工業者に預かってもらい、適当な時期に地中に納めてもらいます。
水まわりの下になる場所はさけ、神棚の位置が決まっていれば、その下の地中に。或いは建物の中心になる場所の地中にに納めてもらいます。

お供えもの

お供えしていた塩、酒、米、お神酒を土地の四方の方角の土の上に撒きます。神職にやり方を教わると良いでしょう。
果物や野菜などは施主が頂いて帰ります。

近所への挨拶回り

地鎮祭の後、周りの住民の方に手土産品として1,000~3,000円程度の菓子折りを持ってご挨拶に回ります。できれば施工会社の人と一緒に回ると良いでしょう。
また留守・不在の時は、別の日にもう一度ご挨拶に伺います。
入居時にもご挨拶することになるのですが、工事では騒音や工事車両の通行などでご迷惑をかける可能性があるため、入居時とは別に事前挨拶をしておくと良いでしょう。

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