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地鎮祭について
地鎮祭とは
地鎮祭とは、土木工事や建築などの起工に先だち、その土地の神様(氏神様)を祭り、工事の無事や安全と、建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。
読み方は「じちんさい」と読みますが、地域によっては「とこしずめの祭り」や「土(つち)祭り」「地祭り」「地祝い」とも呼ばれています。
地鎮祭の内容としましては、建物を建てる土地や土木工事をする土地に神主をお招きしてお供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄め、施主が一番初めにその土地に鍬(くわ)や鋤(すき)を入れて、参加者全員で氏神様に祈りを捧げます。
日取りは、大安、先勝、友引等の吉日を選んで、午前中に行なわれることが慣例的です。
地鎮祭に出席する方々は、施主(その家族)・施工会社・工事関係者・神職となります。事前に神社への予約や飾り付け等の手配・準備がございますので、日取りは予め施工会社と相談の上、ご依頼されるのが一般的です。
地鎮祭の種類
一戸建て・店舗等
個人住宅の地鎮祭
個人住宅の建設に伴う中規模工事にも地鎮祭を行います。 主に一戸建てや店舗(施設)等がそれにあたります。
ビル・マンション等
大型建物の地鎮祭
大型建物の建設に伴う大規模工事にも地鎮祭を行います。 主に高層マンションや企業等のビルがそれにあたります。
商業施設・公共施設等
大型建物の地鎮祭
大型施設の建設に伴う大規模工事にも地鎮祭を行います。 主にショッピングモールや市役所等の施設がそれにあたります。
地鎮祭って必要なの?
地鎮祭の役割
記録では、奈良時代(690年:持統天皇時代)にはあったとされている地鎮祭は、様々な面で大切にされています。
- 工事中、妙な事故や事件に巻き込まれる
- その土地に住んでから、妙な病気になる
このような悪運や邪気が起こらないように、祈りを捧げる儀式になります。
地鎮祭の必要性
- 大工、職人さん(工事関係者)にとって
地鎮祭は安心して工事を行うために必須の行事である。 - 施主にとって
その土地でこれから数十年住んでいくため、土地の神に挨拶をする大切な行事である。 - 歴史的に見ても
地鎮祭は数百年以上の歴史があり、遠い昔から行われている歴史のある行事である。